歌舞伎「SANEMORI」を見たハナシ
こんにちわ。めいです。
今回はタイトル通り、歌舞伎『SANEMORI』を鑑賞してきたのでこれから見に行く人へ劇場のことや見どころ、あと個人的な感想を書き留めておこうかなと…
それでは早速書いていきます。
今回、高校の校外学習以来のガチ歌舞伎を鑑賞することとなりました。
(その校外学習は事前学習しなかったので、最初から最後まで何がなんだかわからず、タイトルすら記憶にありません)
なぜかというと
そう、我が自担の阿部亮平くん
そしてメンバーの宮舘涼太くんが
あの!
市川海老蔵さんの自主公演
「ABKAI 2019〜第一章FINAL〜『SANEMORI』に!
出演することになったからです!!!!!!
そもそも、ジャニーズってガチ歌舞伎するの?
というそこのアナタ!
なんと、V6の三宅健さんや中山優馬さんなども海老蔵さんと歌舞伎で共演していると。
恥ずかしながら、共演されていたことを私は知らなかったのでお伝えしておきます…!
「歌舞伎にあまり縁のない若い世代や舞台を見る機会があまりない方でも、気軽に足を運び、歌舞伎を楽しんでもらうことで伝統の継承をしていきたい」という海老蔵さんの思いは素晴らしい。
そして、そんな高い志を持つ方と二人が共演できるなんて…もっと素晴らしい!!!!(激甘)
まずは劇場について。
これから行かれる方は参考にしてね。
渋谷駅A2出口から徒歩5〜6分。
東急百貨店に隣接しているので目印に。
キャパは747席、演劇やコンサート、コンテンポラリー等幅広く使われている模様。
ロビーにはちょっとした軽食を売っているところもあります。休憩含めて三時間弱あるのでお腹も空きます。マフィンは1個¥400。ふつうに美味しかったです。「今回は劇場内でも食べていただけます」と売店のお姉さんが言っていたので、今回は中で食べてもいいけど、普段は食べちゃダメなのかな?
トイレですが、幕間はとてつもなく混んでいたので、始まる前に行っておいたほうが良いかと。
私が当選した席は1等席のB列。
B席と言っても、2列目ではありません。
前から5列目でA列の前にXA.XB.XC席がある感じでした。でも5列目とても近い。これがコンサートだったらなぁ、なんて思ったりもしましたが。(欲張り)
さてさて、ここからは作品のハナシになります。
まだ公演は続きますので、ネタバレ回避したい方は自己防衛お願いします。
まず、この歌舞伎の話の元である
『実盛物語』とは?というところから。
https://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/1b9bbfd39f06bf2e3dfa936145e4cb30
これを行く前に読んだら、割と話がわかったので載せておきます。
文字が嫌いな人はこちら。
この動画、まじですごい。
ジャニヲタが見ることを前提で
わかりやすく説明してくれてるし、
何よりテンポが良かった(笑)
ぜひ見てみてください!
人のばかり載せていいのかよ、って感じですけど…まじで難しいのよ、説明。
みんな似たような名前だし。
セリフはわからない単語ばかりだし。
レキシニガテダッタナァ。
よし、気を取り直して書きます。
実盛物語のあらすじがわかったところで
我ら阿部、宮舘がどんな役だったのか。
まず、阿部くん。
阿部くんが演じていたのは「手塚太郎光盛」さん。
幼少期の名前が太郎吉(タロキチ)くんです。
小まんと多田蔵人の息子で、九郎助と小よしの孫に当たりますが、後に実は瀬尾十郎兼氏の孫であることが明かされます。
阿部くんはそのタロキチくんが大きくなって、だて様演じる「源義仲」に仕えています。
だて様は上で書いたとおり、「源義仲」を演じています。
実盛さんを討ち取るときの源氏の大将さんです。
では、最後に感想を。
箇条書きだし、思ったことブワーーーーって書くので、書いていることの順序がバラバラかもしれませんが、お許しください。
また、歌舞伎というとどうしても「滝沢歌舞伎」を思い浮かべてしまう、そんな歌舞伎知識ZERO野郎の感想なので、優しい目で見てください。
・話は、源義仲と手塚太郎光盛が昔のことを回想する形で進んでいくので、かなり良い役をもらったなぁという印象です。
言うなれば、ストーリーテラーの的な役です。二人の会話から物語が回想され、進んできます。なので、プロローグからエンディングまで出ない幕は無いです。(出てないシーンはあるけどね)
・最初のシーンから二人の殺陣が見れるのも嬉しいポイントです。
かの有名な平家と源氏が戦っているシーンから始まります。だて様演じる、源氏の大将「源義仲」とその家来である阿部くん演じる「手塚太郎光盛」、そして何人かの軍人さんが戦っていて、どうやら源氏が優勢らしい。(平家8万に対して源氏は4万とかなんとか)ひと段落して、源氏の人々は休憩になります。そこでだて様が「実盛さんを覚えているか?」みたいなことを阿部くんに話始めるわけです。最初から二人が出てくると思わなかったから、心構えができずに少しドキッとしてしまいました。なんか我が子の授業参観に来たような、そんな気持ち。何度、外部舞台に自担が出ようとも、この緊張がなくなることは無さそうです。
・源義仲と手塚太郎光盛は「幼馴染」ってところがエモポイント。
あらすじ、読んでくれたらわかると思うのですが、だて様が生まれた時に阿部くんはだて様に仕えることになります。(ややこしい)
だて様のセリフで「私達は、似た運命なのかもしれないな」みたいなのがあるんですけど、もうそこで感無量。長年同じグループとして色々なことを乗り越えてきた二人に重ねてしまって。(まぁ、ド新規な私が言ったところで説得力のカケラもありませんが…)こうして、素敵な役をやらせていただけるなんて…泣くよね、そりゃ。
・途中、九郎助とタロキチくんが女形の三人に声をかけるシーンがあるんですが、その女形の三人が素敵すぎる!!女より女、って感じ。仕草や表情、肩の落とし方。首元見るまで女の人だと思いこんでいました。(やっぱり男性なので首は太かった(笑))
セリフなのかアドリブなのか、わかりませんが、劇中で一人の方が「だて様と阿部ちゃん」って名前出してくださったところは会場が優しい雰囲気になり、とても微笑ましかったです。役者さん達にも可愛がっていただけていることが伝わって、安心しました。(やっぱ親目線)
・それから、瀬尾さん(タロキチくんの本当のおじいちゃん)がタロキチくんに首を切らせるところがあったのですが、斬られる瞬間!でんぐり返しみたいなのして、本当に斬られたような演出!!!!まじで首斬れたのかと思いましたよ。
歌舞伎って意外とアクロバティックなとこないですか?バク転とかしちゃってたし。スノさんで見慣れてるはずだけど見応えがすごいですよ。
・あと、やっぱり海老蔵さんの殺陣がめちゃめちゃカッコよかった!木曽先生義賢役を海老蔵さんがやってたんだけど、1幕?で義賢さんが平家と一人で戦うシーンが圧巻!もうね、歌舞伎全然わかんなくても、これ見れたらいいやレベルでカッコよかった!!!!
あとなんだろうなぁ。
とりあえず、
阿部くんの顔がよかった。
白塗りしているのに顔がいい。
イケメンなのが伝わる。
実は阿部くんとだて様、結構客席に降りる回数が多いんです。一階席の真ん中に通路があるのですが、そこでセリフを言うシーンが何回かあります。なので、後ろの方の席だったとしても二人を近くで見れます。
私が座ってた席が運良く、阿部くんが止まるところでして…キレイなお顔を拝ませていただきました。こんなに見つめられて…嫌だったろう。まあ、こんな機会は中々ないでしょうから。焼き付けさせてください。
やばい、阿部くんの顔がいい話で終わってしまう。
とにかく、二人ともとってもカッコよかった!!!いい表情してたし、セリフも聞き取りやすかったし、感情移入できたし、伊達に場数踏んでないなと思いました。カーテンコール(?)で披露してくれたダンスもザ・ジャニーズって感じで素敵だったよ!
そして、何より二人のおかげで「校外学習でみた」程度だった『歌舞伎』という日本の伝統に触れることができ、日本の文化っていいな、なんてちゃっかり思うことができました。
二人にこんな素敵な舞台を、そしてヲタクに素敵な機会を与えてくれた海老蔵さん始め、多くの出演者さん、スタッフさんに感謝です。
それでは、今回はこの辺で。
おわり
日々愛更新8
あ、ひとつ書き忘れた。
演劇中に自担が出てないシーンだからって居眠りこくのは如何なものか。せっかくお金払って見ているわけだし。それに、なにより素敵な演技を見せてくれている役者さんに失礼だと。
今回は特に外部舞台。SnowManのファン以外に歌舞伎ファンの方々が多くいます。郷に入っては郷に従えといいますが、周りをよく見て鑑賞しましょう。SnowManのファンとして観劇するのだから他からどう見られるのか、気をつけましょうね。
このブログを読んでくださった方が楽しく歌舞伎鑑賞できますように。